2023/1/16 2022年度 第1回おかやま次世代産業関連技術研究会セミナー「AI・IoT技術を用いたグリーンサプライについて」が開催されました。

ACCELは、岡山県主催の自動車関連の活動に参加しています。
標記の件につきまして、岡山県の主催で開催されましので、概要を紹介します。

 

 

1.日時:1月10日(火) 13:30~17:00

 

2.会場:サン・ピーチOKAYAMA 3F ピーチホール

 

3.詳細: https://accel.okayama-u.ac.jp/news/1281/

 

4.概要、所感:
 【講演1】
  『サプライチェーンの未来-DXによるチェーンからウェブへの進化-』
   株式会社ローランド・ベルガーパートナー 小野塚 征志 氏
   ・サプライチェーンマネジメントの変動について、製造と販売の産業構造の変化の事例、
    サプライチェーンからサプライウェブへの進化の事例を種々紹介されました。
    例1)台湾「Haier社」のCOSMOPLATでは、家電のカスタマイゼーションが進み、D2C販売(Direct to Consumer)への時代。
    例2)中国「満幇社」(Full Truck Alliance Group;FTA)が実現している個人事業主(輸送トラック)の集まりの様な物流形態。
    例3)米「OHN Deere社」では、農機の販売だけでなく、作物の生育、土壌環境等のデータを収集し、これを外販するビジネスを展開。
   ・特に、これらの進化に当たってDXの推進が不可欠である点が参考となりました。
 【講演2】
  『日立物流による物流のスマート化(スマートロジスティクス)-logistics からLOGISTEED へ-』
   株式会社日立物流 営業統括本部 ロジスティクスソリューション開発本部 ロジスティクステクノロジー部 副部長 櫻田 崇治 氏
   ・脱炭素の取組、物流センターの省人化、トラック輸送力の解消、それらへのDXの活用について紹介されました。
    事例として、輸送力不足対応のためのトラック輸送力アップの施策について紹介されました。
   ・DXのみでなく、 GX(グリーントランスフォーメーション)とセットでの取組が参考となりました。
 【講演3】
  『パナソニックの未来のサプライチェーンへの取り組みオートノマス・ファクトリーの実現に向けて-』
   パナソニックコネクト株式会社 プロセスオートメーション事業部 八十島 励 氏
   ・回路形成プロセス(電子部品実装機、他)、熱加工システム(溶接機、他)を主体としたプロセスオートメーションを
    基にサプライチェーンを含めたものづくりの全体像を描いたAutonomous Factoryの実現について紹介されました。
   ・個々の自動化設備メーカーを統合したトータルのシステム構築を目指している点が参考になりました。

 

5.その他
  講演資料はACCELラボに保管していますので、いつでも閲覧可能です。

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